ギャッベとは、
イランの南西部のザグロス山脈に住む遊牧民、主にカシュガイ族によっておられる手織りの絨毯のことです。自分たちと生活を共にする羊の毛(ウール)から糸を紡ぎ、自生する草木で染め上げられ、一点一点手織りで織られます。
上質なウールは、四季を通じて柔らかく気持ち良くクセになる肌さわり、織り手の色彩豊かなデザインは心にやすらぎを与え、一枚お部屋に敷くだけ華やかな印象になります。
世界の人を虜にするギャッベの7つの魅力
もともと一部の遊牧民が過酷な自然環境を快適に過ごすために生み出された生活用品ですが、
今では、日本だけではなく世界中に愛好家がいます。
デザイン性と機能性を兼ね備えたギャッベの魅力を7つにまとめてみました。
心掴まれる素朴なデザイン
ギャッベに決まったデザインはありません。織り子さんそれぞれが、広大な大地で自然と向き合い研ぎ澄まされてきた感性によって織られていきます。生活空間に溶け込むようなナチュラルなデザインや、色鮮かで空間にアクセントを加えるデザインまで幅広いデザインが魅力的です。
全てが世界に一つだけの一点もの
同じデザインが機械で織られるような絨毯ではなく、全てが手織りです。デザインは織り手のその時の気持ちが反映されているので、同じデザインは生まれてきません。このデザイン好き!と、一期一会の出会いを楽しめます。
家族の幸せを願うモチーフ(模様)
ギャッベには、動物や植物、図形など様々な模様が織られています。長寿や健康の願い、子供の成長など家族の幸せへの願いが込められています。モチーフを眺めながら、織り手の願いを想像して守られている気持ちになれるのも他には無いギャッベの魅力です。
一年を通して最高の肌触り
気候変動の激しい中でたくましく生きる羊の毛(ウール)は、優れた調湿作用をもっています。そのため、冬は室内の温かい空気を溜め込み暖かく、意外にも夏はベタつかずさらっとしています。デザイン性だけではなく、機能性も高いのです。
お子様や肌が敏感な方にも安心な草木染め
羊毛は全て、科学染料を使わず自然の植物を使って染色しています。そのため、お子様や肌が敏感な方にとっても安心な絨毯です。また、自然の柔らかく穏やかな色彩は、時が経つにつれて味わい深い色へと変化していきます。
100年以上長持ちする耐久性
季節に合わせて移動する遊牧民の暮らし。その中で使われるギャッベはとても耐久性があります。膨大な時間と手間がかけて丈夫に作られたギャッベは、何十年、そして時には100年以上使うことができると言われます。
お手入れが簡単
手織りで丁寧に密に織られているため、ゴミやホコリが中に入りにくくなっています。そのため、日常のお手入れは掃除機で表面のゴミを取り除くだけです。また、ウールは油分を多く含むため、汚れを弾くのもポイントです。
カグラスでは、絨毯や玄関マット、座布団として使えるサイズまで様々なギャッベを取り扱いしています。
ギャッベってどういうものなの?と、よく知らないという方は、まずは、ご来店いただきデザインや肌さわりを試してみてください。きっと、気に入っていただけると思いますよ(^o^)