あの模様にはどんな意味が? ギャッベのモチーフ(模様)紹介

ギャッベの魅力の一つに、点在するモチーフ
があります。

ヤギや羊といった動物、
大きな木や花などの植物、
人やテントなどの生活感のあるもの
さらには、アルファベットまであります。

一つ一つ可愛らしいですよね。

実はそれぞれには
織り手の願いが込められていると
言われています。

今回はそれぞれのモチーフが
何を意味しているのか
その一部をご紹介します。

生命の木

砂漠の厳しい環境の中、どっしりと根をはり、力強く成長していく木の模様。命のモチーフとして子供の成長、長寿、健康などへの願いが込められています。

羊・ヤギ

遊牧民の衣食住のすべてに関わる大切な家畜は、家族にとって大切な財産です。経済的な豊かさや不自由のない暮らしを願うモチーフです。

鳥は、幸せを運んでくる幸運の動物として信じられています。そのため、家族の幸福を願ったモチーフです。中でもクジャクは、その見た目から美しさを象徴するものとして織り込まれています。

人(子供)

人の柄は、だいたい「子供」を表しています。命をつないでいく子供は家族にとって、部族にとっても大切な存在。子供への愛情やすくすく育って欲しいという願いが込められています。織り手の子供の数に合わせて織られるということもあるそう。

V

Vは、狩りで使う「矢じり」を表しています。力強く飛ぶ希望や憧れを表したモチーフです。

X

X。これは、終わることなく未来永劫続くという意味を表しています。家族の健康や幸せがずっと続いて欲しいという願いですね。

ジグザグ

ジグザグ模様は、水の流れを表しています。生活に欠かせない水への感謝を表しています。

などなど、モチーフには願いや感謝の気持ちがたくさん込められています。ギャッベの柄を見ながら、織り手さんがどんな気持ちで織っていたのか、そんなことを想像しながら選ぶのもとても楽しいと思いますよ。

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