家具の選び方

カグラスへのご来店をご検討いただきありがとうございます。当店に来店される方に話を伺うと、「サイズや材質がこんなに選べるとは知らなかった」といったことがあります。

一般的なお店では、店頭のものをそのまま購入しますよね。しかし、当店のような家具店で展示されているのは商品ではなく、あくまでも展示品です。

展示品の中から好みのものや方向性のものを選んでいただき、そこから各ご家庭に合わせて材質やサイズ、色などをお選びいただくのが一般的な購入の流れです。

家具を購入する機会はあまりありませんので、ここでは家具を購入するまでの流れと選び方を簡単に紹介しますね。

ご来店前のご準備

お店に行く前にこれらの準備をしておくと、スムーズに家具選びが進みます。せっかく良い家具を見つけても、家に一度帰ることになったりしてしまうかもしれませんので、来店前に準備していただくことをオススメします。

設置スペースの計測

まずは、購入予定の家具を置く場所を計測しましょう。測ったら間取り図のように記入しておくと、生活動線も考えたサイズを選べるのでオススメです。窓の付近の場合は、窓枠までの高さを測ると窓を意識した大きさが選べますよ。

コンセントの位置の確認

忘れがちですが、生活する上で重要なのがコンセントの位置です。家具を置いても、コンセントを塞がないようにしたり、コンセントの使い勝手の良い位置に配置したりすると生活がしやすくなります。

搬入口や廊下の大きさ

いざ購入しても家の中に入れられない!なんてことが無いように搬入経路である玄関や廊下、階段の幅を測りましょう。玄関が入れない場合は、窓からや外から吊り上げるといった方法も可能です。

設置場所周辺の撮影

お部屋に統一感をもたせるためには、内装や床材、他の家具とのバランスなどをみることが大切です。そのため、設置場所の写真があるとイメージがしやすくなりますよ。

よくある注意点

よくあることが家具を買い替えるために、今の家具のサイズを測ることです。家具のサイズを測ると、今と同じようなサイズの家具にしか目がいきません。

家具を測るのではなく、スペースを測っておくことで、今よりもより良い空間にできる可能性がうまれます。

例えば、ソファをパーソナルチェアにしたり、サイズを今より小さくして棚をおけるスペースを作ったりといったように、店内をいろいろと見ていると新しい空間作りのアイディアが湧いてきますよ。

以上、いくつか来店前に準備しておくことをご紹介しました。来店前にはチェックしてみてくださいね。

ご来店の際のポイント


ここからは各カテゴリーを選ぶ時の簡単な流れをご紹介します。この流れをなんとなくイメージして選んでいただけると良いと思います。

ソファを選ぶポイント

ソファを選ぶ時に、まずサイズは気にしなくて大丈夫です。というのも、多くの展示品がサイズの異なるラインナップがあるためです。

ソファは、座り心地やデザインを重視しましょう。座り心地は、実際に座って座面の高さや柔らかさなど体験してみて気に入るものを見つけてください。ソファには、背面が高いもの、低いもの、カウチタイプやL字型など想像していなかったデザインを見つける楽しみもありますよ。

気に入る座り心地とデザインが決まったら、生地を選びましょう。生地にはランクがあり、カラーだけでなく、自宅で洗える機能的なものや、本皮を使ったものまで様々あります。お部屋の雰囲気にあわせて選びましょう。

ダイニングセットを選ぶポイント


ダイニングセットも同じようにサイズを気にしなくても大丈夫です。チェアの座り心地やテーブルのデザインなどでお選びください。チェアとテーブルはセットで購入すると統一感がでます。しかし、あえてテーブルとチェアを別ブランドのもので合わせるといったこともできます。

テーブルを選ぶポイントはデザインです。あまり広くないお部屋や壁に沿って配置したい方は、長方形や正方形がオススメです。空間に余裕がある場合や大人数のご家庭の場合は座る場所を選ばない円形がオススメです。

他にも、楕円形や半円テーブルなど生活導線を確保しやすいタイプや普段はコンパクトに、来客時は大きくできる伸長式タイプの機能的なものもありあす。

チェアを選ぶポイントは板座と布地、アームレストの有無があります。板座とは、木に直接座るタイプです。板に直接座るなんて痛そうと思われたかもしれませんが、“座ぐり”といわれる手法で、お尻の形に板がくり抜かれています。そのおかげで長時間座っていてもお尻が痛くはなりません。

布地だとクッションが傷み張替えが必要になりますが、板座は必要がなく近年人気です。布地は、デザインが選べて座り心地も板座よりもソフトといったメリットがあります。

チェアを選ぶ上でアームレスト(肘置き)の有無も考えましょう。アームレストがあると座った時に肘が置けてリラックスできます。
一方で出入りの際に邪魔になったり、椅子が重くなってしまうといったデメリットもあります。生活をイメージして選んでみてくださいね。

ベッドを選ぶポイント


カグラスでは、主に2つのベッドブランド“シモンズ”と“テンピュール”を扱っています。それぞれ世界の一流ホテルで使われている寝心地の良さは間違いのないベッドブランドです。

コイルが使われているシモンズ、ノンコイルのテンピュールでは、マットレスの素材が違うため大きく寝心地が異なります。まずは、寝心地を試していただき、どちらの寝心地が身体にあっているか大きな方向性を決めます。

シモンズ、テンピュールのどちらが良いか決まったら、そこからさらに硬さを選びましょう。それぞれ柔らかめからかためまで硬さの異なるマットレスの寝心地をお試しいただけます。細かな体感で寝心地を合わせることで、最も身体にあったベッドをお選びいただけます。

寝心地が決まれば、あとはシングル、ダブルといった希望のサイズを選びましょう。

単ブランドしか販売していないお店は、そのブランドのベッドを勧めてくるでしょう。また、多数ブランドを取り扱っているお店は、それぞれのブランドを少しづつ展示するしかありません。

カグラスでは、2つのコイル、ノンコイルのマットレスブランドに絞ることで、それぞれの硬さの違いまで寝比べていただき、ぐっすり快適に眠られるベッドをご案内しております。

マットレスが決まれば、次にベッドフレームを選びます。ベッドフレームは、無垢を贅沢に使ったものや、ライトや引き出しのついた機能的なものまで様々あります。

最近は、電動ベッドフレームも人気です。画像のように背もたれがあがり、脚をやや曲げた状態は、ゼロジーポジション(無重力姿勢)と言われ、呼吸を妨げず、身体がとてもリラックスできる姿勢です。
実際に体験することができますので、こちらもぜひお試しください。

家具に使われる材質の紹介

当店では、木を贅沢に使った家具を多数扱っています。木も種類によってそれぞれ特徴がありますので、最後にご紹介します。ダイニング、ソファ、ベッドフレームなどお選びいただく時のご参考にしてください。

ウォールナット(くるみ)


世界産大銘木の一つで、高級家具や工芸品に使われてきました。高級感のある黒色で、最近人気が高まっている材質です。明るめの内装にもアクセントとしても使えますし、暗めの内装にもシックなイメージにしあがるオールマイティーな木材です。

オーク(ナラ)


固く耐久性に優れた材質で、長年使い続けたいと考える方にオススメです。木目には、虎斑(とらふ)という模様がでることがあり、虎斑が出ている部分は最も硬く良い材木の証とされています。耐水性も優れているため、ダイニングなどの水気のある場所での家具に使われます。

ブナ(ビーチ)


白く北欧っぽい色味が、柔らかなイメージの木材です。見た目とは異なり硬い木材ではありますが、曲げるなどの加工にも強く耐えられるため家具にも多く使われています。やわらかなイメージからお子様用のおもちゃにもよく使われます。

メープル


透き通るような白さと絹糸のような美しい光沢で「木の真珠」と呼ばれています。軽そうな印象ですが、実際はとても硬く重さもあり、丈夫さを兼ね備えています。スベスベとした触り心地から虜になってしまう方もたくさんいらっしゃいます。使い続けることで飴色に変わる経年変化を楽しめます。

欅(けやき)


木目が力強く美しい日本が誇る高級木材です。当店オリジナルのオーダーテーブルで使用しています。家の大黒柱にもつかわれるほど、耐久性が高く、重厚感と格調高さがあります。目をひきつけお部屋の主役となります。

以上、はじめての方向けに大まかに家具の選び方を紹介いたしました。

サイズは様々ありますので、お店でまずは使い心地を試していただくことが大切です。気に入ったものがあれば、その後にご自宅にあったサイズやカラーを選ぶと、使い心地もよく、お部屋にもマッチした家具をお選びいただけますよ。

経験豊富なスタッフにお気軽にご相談ください

毎日触れる家具は暮らしの良し悪しに大きく影響します。家具選びに失敗して、ちぐはぐな空間になっていたり、使い心地の悪い家具をずっと使い続けるのは、あなたや一緒に暮らす家族の方の人生にとってマイナスです。

一方で、お気に入りのデザインや使い勝手がよい家具に囲まれた暮らしは毎日を豊かにしてくれます。

何度も買い換えるものではないからこそ、選ぶ際には私たちにご相談いただければ幸いです。精一杯、素敵な空間作りのお手伝いをさせていただきます。

ご相談には、ご予約をしていただくとお待たせせずにご案内できます。特に、ご新築や大規模なリフォームなどで様々な家具が必要になる場合は、ご案内時間もかかるためご予約いただくことをオススメします。

ご相談はもちろん無料です。以下の問い合わせフォームまたはお電話から来店日時のご希望をご連絡ください。

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